笑顔が見たくて
こんにちは。
いつもありがとうございます。
先月、ずっと仲良しだった都会に住む友人と、久しぶりに連絡をとりました。
お母様が手術されることになり、帰ってくるので少しだけでも会えないか・・・・ということでした。
学生時代、まさに阿吽の呼吸で分かり会えた友人ですが、数年前の同窓会で会ったきりでした。
「会いたい」気持ちは、もちろん同じです。
お母様の容態を聞く中で、私の母の話も出ました。
およそ10年前、股関節を悪くして歩けなくリそうになった時、「イイと思うことで思いつくこと、出来ることはなんでもやってみよう!」と、始めた母へのアロマトリートメントをきっかけに、母が元気になった事。
それまでは、ちょっとした変化にも神経質になって、すぐに病院に行っていた母です。
お医者様から進められれば、年に何度も胃カメラを飲み、レントゲンを撮り、様々な検査をしていました。当然、レジ袋に薬が入っているような状態です。
ところが、股関節は、3ヶ月もすると何事もなかったようになり、今までかかっていた病院にも行かなくなりました。
以来、「医者にも行かず薬も飲まず、三度の食事が美味しく頂ける。」というのが、母の自慢です。
それを聞いた友人が、「私の母も歩けるようにしたい!」
私も、「歩けるようにしてあげたいわ~。」
と、二人で泣きました。
「手術が終わってリハビリが始まったら、マッサージを頼みたいと思ってるから・・・。」
と、何も始まっていないのに、その時は、お母様が歩かれる日を二人で思い描いていました。
しばらくして
手術後、少し落ち着かれたタイミングで、お母様に会いに行きました。
寝たきりの状態で、食事もあまり食べられないと聞いていましたが、お元気だった頃のイメージが強く、現在の姿が想像できないまま出かけて行きました。
ベッドで目を閉じておられる姿は、凛としていて、何があってもジタバタしないような強ささえ感じました。
近くに行って、私の名前を言うと、わかったような表情をされましたが、何を話しかけても大きく頷かれるだけで、声は出されません。
数十年ぶりに現れた娘の同級生・・・・、「怪しい女が入ってきた!」と、思われてはいないかと不安でした。何かいい方法はないものかと考えて・・・。
とっさに思いついたのは、先日友人が帰省した時に、田舎の風景を撮影していた写真があったので、それをお見せしてみました。
すると、すみずみまでじ~~っと、感慨深そうにご覧になっていました。
その日は、それがやっとで、帰ってきてからも自分の心の整理がつかない感じで、友人にも報告できませんでした。
その数日後に行った時、胸の上に右手を載せておられたので、ゆっくりその手を撫で撫でしました。
会話をしようとすると質問攻めになってうっとうしいだろうし、かといってそこに無言で立ち続けるのも違和感があります。
もしかしたら振り払われるかもしれないと思いつつ、手と肩を撫で撫で・・・・・。
目を閉じて、心なしか身体の力が少し抜けたように感じました。
その日は、とてもいいお天気だったので
「お母さん、今日はとってもイイお天気でしたよ。大山の頂上がハッキリ見えましたよ。」
と、そんなことをお話ししました。
私が病室を出て振り返ると、右手の肘から上を大きく左右に振って「バイバイ( ´ ▽ ` )ノ」してくださいました。
涙が出るほど嬉しくって、エレベーターの中で小さくガッツポーズです。
この日、やっと友人に、報告が出来ました。
それから1週間後、今度は、点滴もなく両手を胸の上で重ねるモナリザポーズでおられました。
会話といっても私が一方的に話すだけで、お母様は大きく頷かれるだけのスタイルは変わりません。
右手を下に、左手が上にのった状態だったので、左手を撫で撫で・・・・。
しばらくして、帰る事を伝えて・・・・。
「握手しましょう!」
と言うと、すぐに右手を出され、握手!
嬉しかったので「タッチしましょう!」
と言うと、右手の平を縦に・・・「ハイタッチ!」成功!
少しだけ距離が縮まったかな・・・と感じた瞬間でした。
私が行くことで、(お母様の)ちょっとした気分転換にでもなればいいと思っていましたが、今は「笑顔がみたい!」と、強く思います。
そして、「あの人の笑顔が見たい!」という存在があるってことは、幸せなことなんだとあらためて感じています。
笑顔が見れたら、またご報告しますね。
(*´∀`*)
今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
いつもありがとうございます。
先月、ずっと仲良しだった都会に住む友人と、久しぶりに連絡をとりました。
お母様が手術されることになり、帰ってくるので少しだけでも会えないか・・・・ということでした。
学生時代、まさに阿吽の呼吸で分かり会えた友人ですが、数年前の同窓会で会ったきりでした。
「会いたい」気持ちは、もちろん同じです。
お母様の容態を聞く中で、私の母の話も出ました。
およそ10年前、股関節を悪くして歩けなくリそうになった時、「イイと思うことで思いつくこと、出来ることはなんでもやってみよう!」と、始めた母へのアロマトリートメントをきっかけに、母が元気になった事。
それまでは、ちょっとした変化にも神経質になって、すぐに病院に行っていた母です。
お医者様から進められれば、年に何度も胃カメラを飲み、レントゲンを撮り、様々な検査をしていました。当然、レジ袋に薬が入っているような状態です。
ところが、股関節は、3ヶ月もすると何事もなかったようになり、今までかかっていた病院にも行かなくなりました。
以来、「医者にも行かず薬も飲まず、三度の食事が美味しく頂ける。」というのが、母の自慢です。
それを聞いた友人が、「私の母も歩けるようにしたい!」
私も、「歩けるようにしてあげたいわ~。」
と、二人で泣きました。
「手術が終わってリハビリが始まったら、マッサージを頼みたいと思ってるから・・・。」
と、何も始まっていないのに、その時は、お母様が歩かれる日を二人で思い描いていました。
しばらくして
手術後、少し落ち着かれたタイミングで、お母様に会いに行きました。
寝たきりの状態で、食事もあまり食べられないと聞いていましたが、お元気だった頃のイメージが強く、現在の姿が想像できないまま出かけて行きました。
ベッドで目を閉じておられる姿は、凛としていて、何があってもジタバタしないような強ささえ感じました。
近くに行って、私の名前を言うと、わかったような表情をされましたが、何を話しかけても大きく頷かれるだけで、声は出されません。
数十年ぶりに現れた娘の同級生・・・・、「怪しい女が入ってきた!」と、思われてはいないかと不安でした。何かいい方法はないものかと考えて・・・。
とっさに思いついたのは、先日友人が帰省した時に、田舎の風景を撮影していた写真があったので、それをお見せしてみました。
すると、すみずみまでじ~~っと、感慨深そうにご覧になっていました。
その日は、それがやっとで、帰ってきてからも自分の心の整理がつかない感じで、友人にも報告できませんでした。
その数日後に行った時、胸の上に右手を載せておられたので、ゆっくりその手を撫で撫でしました。
会話をしようとすると質問攻めになってうっとうしいだろうし、かといってそこに無言で立ち続けるのも違和感があります。
もしかしたら振り払われるかもしれないと思いつつ、手と肩を撫で撫で・・・・・。
目を閉じて、心なしか身体の力が少し抜けたように感じました。
その日は、とてもいいお天気だったので
「お母さん、今日はとってもイイお天気でしたよ。大山の頂上がハッキリ見えましたよ。」
と、そんなことをお話ししました。
私が病室を出て振り返ると、右手の肘から上を大きく左右に振って「バイバイ( ´ ▽ ` )ノ」してくださいました。
涙が出るほど嬉しくって、エレベーターの中で小さくガッツポーズです。
この日、やっと友人に、報告が出来ました。
それから1週間後、今度は、点滴もなく両手を胸の上で重ねるモナリザポーズでおられました。
会話といっても私が一方的に話すだけで、お母様は大きく頷かれるだけのスタイルは変わりません。
右手を下に、左手が上にのった状態だったので、左手を撫で撫で・・・・。
しばらくして、帰る事を伝えて・・・・。
「握手しましょう!」
と言うと、すぐに右手を出され、握手!
嬉しかったので「タッチしましょう!」
と言うと、右手の平を縦に・・・「ハイタッチ!」成功!
少しだけ距離が縮まったかな・・・と感じた瞬間でした。
私が行くことで、(お母様の)ちょっとした気分転換にでもなればいいと思っていましたが、今は「笑顔がみたい!」と、強く思います。
そして、「あの人の笑顔が見たい!」という存在があるってことは、幸せなことなんだとあらためて感じています。
笑顔が見れたら、またご報告しますね。
(*´∀`*)
今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。