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笑うだけの意思表示

 小規模多機能型老人福祉施設で、アロマトリートメント(ハンドマッサージ)をさせて頂いています。1年くらいかけて施設のご協力を得てデータをとってみました。想像以上の成果に、感動しましたが・・・・。
様々な研究レポートによれば、今やそれは常識と言わんばかりです。



 只、実際それを実感することは、大きな経験でした。



 その後、ひとまず施設のお年寄りの状態が落ち着いたということで、昼間に時々伺っていました。


 ところが、寒くなり始めた頃から昼夜関係なく大きな声を出されるようになったと、施設の方からご相談頂きました。



 それでは、「週1回のペースで、またやってみましょう!」ということになりました。



 以前はお二人の方のハンドマッサージをしていたんですが、途中から3人になりました。
その3人目の方。いつも車椅子に座っておられ、言葉を発せられることはありません。何を話しかけても、かすれた声で笑うだけ。「YES」でも「NO」でもない感じです。認知症であることは視線からも伺うことは出来るのですが、元々口数が少ない照れ屋さんなのか、認知症が進行しているためなのか・・・、判断が難しい感じでした。



 おまけに、リウマチのためすべての指が変形しているので、初めての施術は少し緊張しました。



 「手のマッサージさせて頂いてもいいですか?」と言っても、「終わりました。お疲れ様でした。」と言ってもかすれた声で笑われるだけでした。



 施術3回目の日、リビングで皆さんがテレビに向いて座っておられ、私のためにテレビが見えにくくなりそうだったので、
「私がここに来ると、テレビが見えませんね・・・。」
と言うと、突然車椅子から立ち上がらんばかりの勢いで、
「見えんでもイイ!」
と言って、マッサージする手を差し出されました。


 そして、その日は施術が終わって私が声を掛ける前に
「ありがとう!」とにっこり。


 その後も、マッサージが終わると、「ありがとう!」と、にっこりされます。


 その時点でも、その方の認知度についてはよく分からなかったんですが、昨日、施術が終わってからこれらのことを職員さんにお話しするととても驚かれました。



 彼女は、認知度がかなり進んでいて、日常生活では「○」か「×」程度の意思表示しかできないとの事でした。「そんな姿ご家族に見せて上げたい。」と、驚くやら悔しがるやら・・・。


 そのお話を聞いて、あの時の情景が思い出され、改めてアロマトリートメントのもたらすことの大きさを実感しました。



 


 
プロフィール

Aromain

Author:Aromain
ようこそ、Aromainのブログへ。
鳥取県米子市で、「一年中、元気で笑顔のお手伝い!」をモットーに活動しているアロマセラピストです。。
大地のエネルギー=クレイテラピー、植物の力=アロマテラピー、植物の魂=イドロラテラピーのほか、クラニオセイクラルセラピーのお手当ても取り入れたトリートメントをしています。
おひとりお一人の「今」に向き合い、寄り添うことを大切にしています。

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