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アロマオイル?

 最近、「アロマオイル」という言葉が氾濫しています。アロマテラピーを学ばれた方なら違和感をもたれるはずなのですが、専門店のホームページなどでも、精油(エッセンシャルオイル)のことを、「アロマオイル」と表示しているものも多くなっています。

 本来、アロマオイルはポプリオイルなどと同様に、精油などをアルコールや植物オイルなどで希釈したり人工香料などを混ぜたものであって、「精油」とは一線を画すものです。

 精油は、植物の揮発性芳香成分を含む有機化合物で、天然100%(ピュア・ナチュラル)でなければ、本来、精油とは言いません。

 確かに「アロマオイル」という響きは、耳馴れてきたようにも感じますが、専門家までもがそちらに流れていくのには疑問を感じています。

 精油(エッセンシャルオイル)とアロマオイルの違いをきちっと説明するのが私たちアロマテラピーの専門家のやるべき事だと思うのです。そういうことをお伝えする事がアロマテラピーの正しい理解と啓蒙につながると思っています。

 確かな精油は、植物の名前が学名表示されていますし、産地や蒸留方法、蒸留年月、そしてその成分についても確認(成分分析表)できるのです(精油は多くの有機化合物で構成されていて、分析できないものも含まれています)。
代表的な成分の比率で、その精油の香りの傾向や、働きの予測ができるのもアロマセラピストとしては大切なところだと思います。

 また、ケモタイプ(化学種)といって、学名は同じ植物であっても、生育した土壌や気候風土により含有成分のバランスが大きく異なる場合があり、それらを化学組成別に分類したものもあります。

 精油とは植物から抽出されるエキスですから、たとえばローズの場合、3.5tから4tの花びらから1kgの精油しか取れないといわれています。精油の中でも採油率の最も低いもののひとつですが、小さなビンに入った精油が高価なのも納得できます。植物によって採油率は大きく異なりますし、栽培に適した産地が限られているために希少価値の高いものもあります。


 精油として私たちの手元に届くまでには、たくさんの人々が過酷な自然と向き合い植物を育て、収穫、蒸留、管理、瓶詰め・・・などの過程を経ています。そんな精油を、1滴1滴大切に使う事は当たり前のことなのですが、そういうことを思えば思うほど違うものを示す言葉に置き換わっていく事に違和感と疑問を感じます。

 アロマテラピーに関るものとして植物への感謝と精油への敬意を表して、精油を精油(エッセンシャルオイル)ということは基本なのではないかと思っています。


 何だかぼやき・・・みたいになってしまいましたが、せめて「高級アロマオイル」とか「オーガニックアロマオイル」なんて表示は、アロマテラピーの専門家の表現ではないはずです。

 耳慣てきた言葉に置き換えられたモノや安価なものに惑わされないよう、信頼できるホンモノをお求め下さいね。
  
 アロマテラピーで使用するのは、精油(エッセンシャルオイル)です。お間違えのないように・・・。





プロフィール

Aromain

Author:Aromain
ようこそ、Aromainのブログへ。
鳥取県米子市で、「一年中、元気で笑顔のお手伝い!」をモットーに活動しているアロマセラピストです。。
大地のエネルギー=クレイテラピー、植物の力=アロマテラピー、植物の魂=イドロラテラピーのほか、クラニオセイクラルセラピーのお手当ても取り入れたトリートメントをしています。
おひとりお一人の「今」に向き合い、寄り添うことを大切にしています。

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