認知症とアロマテラピー
久々のハンドマッサージボランティア。今日は、医学部の学生さんと一緒に行きました。卒論の研究で、アロマテラピーハンドマッサージをテーマにされた方。
以前、ハンドマッサージの手技等、相談に来られた学生さんです。その時、このボランティアの事を話したら、是非、見学したい・・・との申し出があり、やっと、今日、実現しました。
卒論の実験は、現在進行中で、ストレス値の変化などでその評価をされるようです。結果がとても興味深いですね。目的に向かって、真っ直ぐな感じ。若さがみなぎっています。
今日は、利用者さんの8割がたが、認知症の方のようでした。施設長さんに、彼女にもハンドマッサージをしてもらう許可を頂きました。多少、戸惑いもありましたが、病院で出会う患者さんとはまた違った出会いではないかと、進めてみました。
ちょっと驚いた様子でしたが、そこはなかなか立派なものでした。最初に名前を聞いてから自己紹介、そしてアロマテラピーの説明なども上手でした。
4月から始めたボランティアも、そろそろ5ヶ月。職員さんに、認知症についてのお話を伺ったり、お年寄りのケアにアロマテラピーを活かす方法について相談を受けたり・・・そんな関係になってきました。特別なことをやってきたわけではありませんが、人と人のつながりや小さな積み重ねに、少しだけ手ごたえのようなものを感じます。
およそ1時間、それぞれ3名の方のハンドマッサージを終えて、帰って来ました。卒論で忙しい中、彼女にとって、今日の経験がどんな風に消化されていくのかわかりません。でも、あの弾む声、一生懸命な眼差し。とても素敵でした。
いつか、彼女が、医療の現場で患者さんと接する時、思い出してもらえる経験になっていれば嬉しく思います。
そして、今日はもうひとつ興味深いお話。
職員さんと、認知症についておはなしをしていたんですが、最後に、「認知症の方は、同じ事を繰り返しすることで、覚えられるんですよ・・。いい香りで、自分だけのために、気持ち良いマッサージをしてもらって・・・。特に女性は、認知症であっても、美容などへの意識はもち続けておられます。そのうち、来られたら、分かるようになりますよ・・。」と。
ひと月に2回程度しか、伺ってないので、私の顔を覚えていただけるようになるかどうかは・・・?でも、もし、そんな日が来たら・・・想像いや妄想するだけで、泣けてきます・・。
ただ、職員さんのおっしゃった事が、もしかしたら・・・と思えるような事が、実は今日、あったんです。
ハンドマッサージをするのは、今日が4回目の80代後半の女性。いつも、「手のマッサージなんて初めてです。こんな手をマッサージしてもらうなんて、恥ずかしい・・・」と、おっしゃいます。そして、マッサージが始まると、いつも同じお話をされます。実家が農家で、自分は長女だったから、大人と一緒に働いたこと。和裁をして娘さんを大学まで出したこと・・・など。前回までは、まるで同じストーリーの繰り返しでした。
が、今日は、ところどころはしょった話し方でした。今まで話されていたことは、あらすじ程度、さらにその中のエピソードを付け加える感じ。私も、先日話したことを忘れて、同じ人に同じ事を話してしまうことがあるんですが、そんな時、途中でそのことに気が付いて、「この間、話したけど・・・」なんて、言い訳したりしながら、簡単に概略を話して、まだ話していないことを付け足して話します・・。
何だか、今日はそんな印象を受けたんですよね。実際はどうなのか分かりませんが、香りの刺激と、タッチングの触覚刺激により、そういうことが起きていたとも考えられます。
今後、職員さんと連携をとりながら、変化を見守って行きたいと思っています。
以前、ハンドマッサージの手技等、相談に来られた学生さんです。その時、このボランティアの事を話したら、是非、見学したい・・・との申し出があり、やっと、今日、実現しました。
卒論の実験は、現在進行中で、ストレス値の変化などでその評価をされるようです。結果がとても興味深いですね。目的に向かって、真っ直ぐな感じ。若さがみなぎっています。
今日は、利用者さんの8割がたが、認知症の方のようでした。施設長さんに、彼女にもハンドマッサージをしてもらう許可を頂きました。多少、戸惑いもありましたが、病院で出会う患者さんとはまた違った出会いではないかと、進めてみました。
ちょっと驚いた様子でしたが、そこはなかなか立派なものでした。最初に名前を聞いてから自己紹介、そしてアロマテラピーの説明なども上手でした。
4月から始めたボランティアも、そろそろ5ヶ月。職員さんに、認知症についてのお話を伺ったり、お年寄りのケアにアロマテラピーを活かす方法について相談を受けたり・・・そんな関係になってきました。特別なことをやってきたわけではありませんが、人と人のつながりや小さな積み重ねに、少しだけ手ごたえのようなものを感じます。
およそ1時間、それぞれ3名の方のハンドマッサージを終えて、帰って来ました。卒論で忙しい中、彼女にとって、今日の経験がどんな風に消化されていくのかわかりません。でも、あの弾む声、一生懸命な眼差し。とても素敵でした。
いつか、彼女が、医療の現場で患者さんと接する時、思い出してもらえる経験になっていれば嬉しく思います。
そして、今日はもうひとつ興味深いお話。
職員さんと、認知症についておはなしをしていたんですが、最後に、「認知症の方は、同じ事を繰り返しすることで、覚えられるんですよ・・。いい香りで、自分だけのために、気持ち良いマッサージをしてもらって・・・。特に女性は、認知症であっても、美容などへの意識はもち続けておられます。そのうち、来られたら、分かるようになりますよ・・。」と。
ひと月に2回程度しか、伺ってないので、私の顔を覚えていただけるようになるかどうかは・・・?でも、もし、そんな日が来たら・・・想像いや妄想するだけで、泣けてきます・・。
ただ、職員さんのおっしゃった事が、もしかしたら・・・と思えるような事が、実は今日、あったんです。
ハンドマッサージをするのは、今日が4回目の80代後半の女性。いつも、「手のマッサージなんて初めてです。こんな手をマッサージしてもらうなんて、恥ずかしい・・・」と、おっしゃいます。そして、マッサージが始まると、いつも同じお話をされます。実家が農家で、自分は長女だったから、大人と一緒に働いたこと。和裁をして娘さんを大学まで出したこと・・・など。前回までは、まるで同じストーリーの繰り返しでした。
が、今日は、ところどころはしょった話し方でした。今まで話されていたことは、あらすじ程度、さらにその中のエピソードを付け加える感じ。私も、先日話したことを忘れて、同じ人に同じ事を話してしまうことがあるんですが、そんな時、途中でそのことに気が付いて、「この間、話したけど・・・」なんて、言い訳したりしながら、簡単に概略を話して、まだ話していないことを付け足して話します・・。
何だか、今日はそんな印象を受けたんですよね。実際はどうなのか分かりませんが、香りの刺激と、タッチングの触覚刺激により、そういうことが起きていたとも考えられます。
今後、職員さんと連携をとりながら、変化を見守って行きたいと思っています。